初めてワゴンＲでスポーツ走行を試してみた。
主に走ったのは、国道１９号線、１５５号線、２４８号線、３６３号線、４１９号線、愛知県道５３号線、１２３号線、愛岐道、２１０号線、２２号線、３３号線、４８５号線、３５４号線、１１１号線、１９号線、１３号線、３５３号線、岐阜県道３８８号線、６６号線、その他細い道です。
愛知県春日井市から瀬戸市、豊田市から岐阜県土岐市、多治見市とグルリと廻った。
地図の赤色路線の近辺を走行。

「久しぶりに山道・林道を走って楽しかった！」
「たまには山へ行こう！」と、KAZも言ってます。

自然の景観と草木の空気は、まさに癒しですよね。
紅葉が始まっていて、道路はあちこちで混雑気味でした。
その合間をぬって．．．少しだけ攻めてみました。

まず、第一印象は、「ダメで～す」。
とにかく駄目です。
エンジンも、足回りも、ミッションも、全体のバランスも．．．。
当然ながら "走りバージョン" ではありませんから仕方ない所ですが、あまりにも期待はずれで。

細かなインプレッションを書きますと．．．

①アクセル・オンからのレスポンスが悪すぎ。吹けが遅いのに、すぐに落ちてしまう。MAX REVは6000で、レッドゾーン手前までは回らない。残念。
トラクション維持のためにアクセルは踏み続ける事になる、きっとオーバーヒートする．．．。
パワーバンドなのに、トルクも出てない感じで「かったるいぞ～」。
アクセルワークのホイールスピンは、一度も無かった．．．残念。

②脚のバタツキはないが、フワフワ感は否めない。特に上下のバウンドは今まで経験した事の無い動きでビックリ。
ロールは少なくてシッカリしていると感じた。ハイサイドも無く足回りとタイヤの相性（サイズやグリップ）は良いみたいだ。もちろんプアパワーだからですけどね。

③CVTは２台目で、スバルのビビオが最初でした。きっちりレッドゾーンまで回る４気筒エンジンとホイールスピンも起こるダイレクト感のあるミッションだった。
ワゴンＲは、ズルズル滑る感じが大きい。いや、実際に滑ってるのかもしれない．．．事実、加速時にロスが出ている様なエンジン回転と走らない車体。

④アンダーパワーゆえのコントロール性は確保されているが、ブレーキングターンやタックインすら出来ないほどキビキビ感が無く、全くリズムに乗れなかった。
車体の姿勢は良いのだが、トラクションが無いので前進しないし回頭もしない。
高回転を維持するためにアクセルを踏み続けて左足ブレーキをかけながら切り込んでも、アンダーステアは少なく、オーバーステアなど皆無だった。

もの凄く唸るエンジン音を響かせながら、わずかにスリップスライドさせながらカーブに進入し、ホイールスピンすらさせないで、ノロノロと立ち上がってゆく．．．
ギャラリーの目には、そう映ったに違いない。

⑤変わって良い点も。
街中では燃費が伸びませんが、0.1も上がったのです。現在15.3Km/l です。かなりアクセル踏んだのにね．．．。
攻め込む事を想定しないで購入したクルマですから、仕方ありませんね。

少し攻めるだけで「ストレス解消！」出来た所はとても嬉しかった。
別のストレスが有りますけど。

「時々、山を走るぞ～」とKAZと話した夜だった。