少し前のこと、知人から「パソコンの調子が悪くて．．．」と、聞いていた。
初めの頃は、「前より動作が遅くなって」だったが、段々．．．スパイウエアがどうとか、クラッシュ寸前とか、フリーズして使えない．．．そんな相談へ変わって行った。
一度診てあげましょう、と申し出てからしばらく過ぎました。

「とうとう動かなくなりました」と連絡があった。
NECサポートの遠隔操作も受け入れながら不可だったとか。
VISTA のインストールCDは無く、リカバリCDも無く、リカバリ領域も起動しない、セーフモードも駄目。
新たにOSを購入してください、と言われたそうです。

本人の承諾を得て、クリーンインストールを試みる。
しかし．．．ことごとく不可でした。
HDDのインターフェイスは当然 Serial-ATA。我が家には Ultra-ATA しかありません。フォーマットも不可。

さてどうする？

そこで登場するのが Linux です。手元にあった Vine のインストールを試みる。
成功です！

次の段階は、最新のディストリビューションを選定すること。
人気は Mint が一番、Ubuntu は２番。
yanagi はなぜか２番を選んだのか．．．「こちらの方が安定しているのでは」が理由だ。
Mint は、Ubuntu ベース派生版だし、日本版開設は昨年だし、最新トップランナーに飛び付きたくないのかも。

メディアを用意するのは費用がかかりますから、USBインストールに初挑戦。

なによりも手こずったのは、Lavie の起動設定だった。
HDD内にはアップグレード以外の動作を拒絶する仕掛けがあるように思えた。
起動順位をUSBのみし、それ以外は全て起動させない設定にする必要があります。
もう一つ、別の画面で、USB Device Setting みたいな項目があった気がしますが、ここも Enabled へ変更。
この段階がもっとも時間をとられた。
色々情報を集めたものの、どれも上手くゆかず．．．まぐれ当たりでしたね。

インストールは簡単、順調、グラフィカル・ユーザー・インターフェイスは抜群です。
動作はすばらしく軽快です。アップデートも俊敏です。
今時はコマンドラインを使うことなく、ほとんどの操作・設定ができますね。
「驚きました～」

でも、悪い点もあります。　
動作が不安定。　もちろん、ウィンドウスに比べてです。　再インストールもしたり。

この Ubuntu は楽しい。Desktop Linux の進化を実感しました。